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日本最大の浮島、国定天然記念物「浮島の森」|和歌山県新宮市

三重県との県境にある和歌山県新宮市で、毎年2月6日に開催される、男の火祭りである「御燈祭(おとうまつり)」を見に行くついでに、「浮島の森」に行ってきました。

 

市内のど真ん中に「浮いている島」がある、しかも「日本最大の浮島」で「国の天然記念物」ということで、天空の城ラピュタのように浮いている島なのか、興味津々で行きました。

 

↓浮島に到着!ちょっと大きな島を想像していただけに、住宅街にポツリとあり、それはそれは不思議な光景です。

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今日の夜は、御燈祭ということもあり、始まるまでの間に市内観光をしている人が、たくさん入ってきていました。

 

管理事務所に入ると、係りのおじちゃんが、前のグループに対して、浮島についての説明をしていたので、説明が終わるまで、写真を見て待ちました。

 

↓島に生息する約130種の植物の写真です。

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しばらく待って、係りのおじちゃんが戻ってきたので、入場料100円を支払い入場。

 

↓管理事務所を出ると、ここで説明があり、後は順路に従って自由に一周します。

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浮島について詳しく説明してくれました。

 

100メートル四方の池の中に、85m×60mの森が浮かんでいます。

 

島には約130種の植物が森をつくっていて、主なものは、スギ、ヤマモモ、オンツツジなどですが、珍しいのは、温暖な新宮市内にあって、高層湿原に生息するオオミズゴケや、北方系のヤマドリゼンマイといった、寒暖の植物の混生している点です。

 

なぜ森がぷかぷかと浮いているのか?

 

縄文時代の終り頃、海が退くとともに市内は広い沼沢地になり、植物の遺体が積もって、完全に分解されないまま堆積し形成されたのが浮島です。浮島が水に浮くのは、堆積した植物の遺体「泥炭」は水よりも比重が軽いためです。その上に植物の種が運ばれ次第に森になっていったとのことです。

 

昭和20年代までは、強い風が吹くと島全体が吹き寄せられて動いたという記録がされているそうですが、都市化が進むにつれて沼全体の陸地化が進み、浮島は座礁してしまったそうです。

 

また水質の悪化とともに植物にも悪影響が出て、昭和63年から新宮市が森の再生保存に努めているとのこと。

 

↓確かに、浮いています。

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島内は木々と沼がジャングルのように生い茂っており、散策路がその中を通っています。

 

↓散策路は、歩くと、ぎしぎしといいます。ジャンプすると島全体が揺れるので、本当に浮いているんだな、と分かります。

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↓「植物は地下で手と手を取り合って助け合って生息している」との説明があったので、見入ってしまいました。

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自然の偉大なパワーを感じます。

 

↓下部はこんな感じになっているようです。(管理事務所に展示してあったパネルより)

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↓高層湿原に生息する「オオミズゴケ」です。木の下の地表に生えています。

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低湿地の南国である和歌山に、高湿地の植物が生えているというから、本当に不思議です。

 

↓中心部にある浮島の最大の見どころ、「蛇の穴」(じゃのがま)です。

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昔、「おいの」という評判の美女が大蛇に飲み込まれたという悲しい伝説が残る場所です。

 

上田秋成がこの伝説を元に雨月物語「蛇性の淫」を書き、谷崎潤一郎が戯曲化したといわれています。

 

↓悲しい伝説を知って覗くと、吸い込まれそうで、ちょっと怖いです。

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↓浮島伝説の美女「おいの」像です。手に抱いているのは、なんと「大蛇」です。

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美女・・・?

 

↓「おいの伝説」について詳しくはこちら!

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↓「おいの」像の隣には、記念碑があります。

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記念碑には、浮島の正式名称である「新宮藺沢浮島(いのそうきしま)植物群落」と刻まれています。

 

この記念碑は、昭和2年に浮島が国の天然記念物に指定されたのを記念して、昭和11年に建立されたもので、以前は森の西側入口付近に建てられていたもの、とのことです。

 

【コメント】

浮島の森からは、西へ遠くに、権現山(ごんげんやま)と世界遺産の神倉神社が見えます。

 

今、まさに立っている「おいの」像と記念碑がある周辺は、今は開発により埋め立てられて、ぎりぎりの所まで民家となっていますが、昔は池であり、それを囲むように城ができたと知って、感慨深い思いになりました。

 

新宮が城下町として栄えた町であったことが、この浮島に来て初めて実感できました。

 

100円で入れるので、大したことないのかなぁ、と入る前に思いましたが、期待を見事に裏切ってくれました。

 

是非、この浮島の自然を大切に後世に残してほしいと思いました。

 

◆施設情報◆

◇名前:国指定天然記念物「浮島の森」
◇住所:和歌山県新宮市浮島3-8
◇営業時間:9時~17時(12~2月は16時まで)
◇定休日:無し
◇入場料:大人(中学生以上)100円、小人(小学生以下)50円
◇駐車場:有り(無料)
◇お問い合わせ先:浮島の森案内所(0735-21-0474)、新宮市商工観光課(0735-23-3357)

 

※2016年2月6日現在の情報です。

 

※どうか写真を含め無断転載はご遠慮ください。

 

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2016-02-06 | Posted in スタッフブログ