スタッフブログ

吉野熊野国立公園「大台ケ原」でコケの撮影をしてきました

奈良県と三重県の県境にある「大台ケ原山」と言えば、屋久島に並ぶと言われるほどの多雨地帯として有名です。また、吉野熊野国立公園の一部として指定されており、特に景観を保護するために特別保護地区に指定されています。

 

今回、大台ケ原へ向かった理由は、仕事のため和歌山へ向かう道中で、これまでに撮ったことのない写真が撮れるスポットを探していたら、自然豊かで多雨な大台ケ原を通ることに気付きました。そこで「コケ」の写真撮影が出来ると思ったからです。

 

↓大阪から大台ケ原ビジターセンターへ車を走らせること約2時間。どこまでも連なる紀伊山地の一角に大台ケ原があります。

20160620_odaigahara_1_logo

大台ケ原ビジターセンターへと到着。これより先は自動車で行けないので、駐車場(200台以上駐車可)に車を停めます。

 

↓まずは大台ケ原ビジターセンターで「ツキノワグマ」の出没状況など、最新の登山情報を入手します。

20160620_odaigahara_visiter_center_logo

↓大台ケ原ビジターセンターでは、登山情報のほか大台ケ原に生息する動物など、大台ケ原の特徴が手に取るように分かります。

20160620_odaigahara_visiter_center_1_logo

↓周辺道路(国道169号線など)に出没するニホンカモシカの写真やニホンジカなどの頭蓋骨も展示されていました。

20160620_odaigahara_visiter_center_3_logo

↓備え付けの単眼鏡を使って、無料でガラス越しにバードウォッチングを楽しむことも出来ます。

20160620_odaigahara_visiter_center_2_logo

↓登山道に入って気付いたことは、意外にも日光が入り込んでいて、「笹」が多く生息している点です。

20160620_odaigahara_4_logo

私が勝手に抱いていたイメージは、コケが一面に生えている姿だっただけに、驚きました。

 

↓私が選んだ「コケ」のベストショットです。よ~く見ると、左上の水滴に周辺の景色が写り込んでいるのがわかります。

20160620_odaigahara_koke_1_logo

↓「奈良」と書かれた石柱にコケが生えています。この石柱をじ~っと見ていると、人の顔のように見えてきました。茶色のコケがまるでヒゲのよう。

20160620_odaigahara_2_logo

↓大台ケ原では「苔(コケ)むす森を再び」と題し、100年先を見据えた自然再生推進計画に取り組んでいます。

20160620_odaigahara_3_logo

それは、大台ケ原の本来の姿を取り戻すための取組で、以下の3つの柱(計画)からなります。

 

●森林生態系保全再生計画:衰退した森林を健全な森林へ再生を目指す
●ニホンジカ保護管理計画:高すぎる生息密度を健全なシカ個体群へ
●新しい利用のあり方推進計画:観光の山を新しいワイズユース(※)の山へ

 

※ワイズユースとは、湿地の生態系を維持しつつ、人類の利益のために湿地を持続的に利用すること。

 

【コメント】

大台ケ原でなぜコケが少ないのか、気になったので帰ってから調べてみました。

 

結果、1959年の伊勢湾台風が森林(樹木)を破壊し、地表に光りが届くようになりコケが衰退し、笹(ミヤコザサ)が覆い茂り始めたとのことです。ミヤコザサが増えたことで、それをエサにする鹿の生息数が増加しているそうです。

 

確かに、夜になると鹿が大台ケ原周辺を走る国道169号線で、多い日には30頭以上目撃します。山道のカーブを立ち上がったら、目の前に鹿が立っていることもあります。

 

伊勢湾台風を境に変化した大台ケ原の自然を、伊勢湾台風以前の状態に戻すための取組として2005年に大台ケ原自然再生推進計画が持ち上がりました。

 

一つの台風により森林が破壊され、それが自然の流れに変化を生じ、鹿の頭数増加に繋がる。世の中は点ではなく、一つの線としてスパイラル状に繋がっていることに改めて気づきました。

 

今回の大台ケ原でのコケ撮影は、自然や地球環境などについて色々と考えるきっかけを与えてくれました。

 

※どうか写真を含め無断転載はご遠慮ください。

 

*****************
★バーベキューの場所取り~後片付けまでお任せ!記念写真もプロのスタッフがデジタル一眼レフカメラで無料撮影!★
大阪のバーベキューレンタル専門店「BBQ宅配ワールド」(TEL:06-6437-3329)は和奈良県へも宅配しています。
*****************

2016-06-20 | Posted in スタッフブログ